雨色のてるてるぼーず
どうしたんだろうと思って竹中くんの様子を伺うと竹中くんは頭に血が上って倒れるのではないかと思うほど顔をもっと赤くした。






そして小さい声で






「可愛すぎだろ…」





本人は聞こえないほど小さく呟いたつもりっぽそうだがわたしにもバッチリ聞こえていた。





これはもしかして私に言ったのかと思い私の顔も赤くなるのを感じた。





先程まで自信をなくしていたがこの竹中くんの一言で少しほっとした。





メイク頑張ってよかったなぁー





そう思い心の中で桃に感謝した。






「じゃあ行こうか。」






竹中くんのその一言で私達は出発した。
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