雨色のてるてるぼーず
逃げた先は鍵が壊れたせいでだれでも簡単に侵入可能な屋上。
「どーすっかなぁー」
自分でもわかっている。
伝えなければ何も始まらないことを。
告白したらどうなるか。
多分水葉と僕の気持ちは同じな気がする。
だけどもしそのことが勘違いで自分の一方通行の感情だったとしたら…
怖い。
好きという感情を抱いたのが初めてでどうしたらいいか自分でもわからない。
でも水葉に会いたい。
3日間話していないだけで寂しさとか好きという気持ちがどんどん募っていく。
どうすればいいか分からなくなって頭を抱え込むと後ろから声をかけられた。
「おいお前。そろそろここ先生が見回りに来るから出た方がいいぞ。ってか体調悪いのか?」
振り向くと見たことの無い顔。
上履きの色から想定すると3年生だろう。
「いや、なんでもないです。大丈夫です。」
「すごい頭抱え込んでたようだが…大丈夫か?ってかお前今年のミスターか!えーっと名前は…すまん覚えてねーわ。」
顔の全てのパーツが中心にいくんじゃないかというほど顔をしかめながらそう謝る先輩を見て思わず吹き出しそうになる。
「どーすっかなぁー」
自分でもわかっている。
伝えなければ何も始まらないことを。
告白したらどうなるか。
多分水葉と僕の気持ちは同じな気がする。
だけどもしそのことが勘違いで自分の一方通行の感情だったとしたら…
怖い。
好きという感情を抱いたのが初めてでどうしたらいいか自分でもわからない。
でも水葉に会いたい。
3日間話していないだけで寂しさとか好きという気持ちがどんどん募っていく。
どうすればいいか分からなくなって頭を抱え込むと後ろから声をかけられた。
「おいお前。そろそろここ先生が見回りに来るから出た方がいいぞ。ってか体調悪いのか?」
振り向くと見たことの無い顔。
上履きの色から想定すると3年生だろう。
「いや、なんでもないです。大丈夫です。」
「すごい頭抱え込んでたようだが…大丈夫か?ってかお前今年のミスターか!えーっと名前は…すまん覚えてねーわ。」
顔の全てのパーツが中心にいくんじゃないかというほど顔をしかめながらそう謝る先輩を見て思わず吹き出しそうになる。