雨色のてるてるぼーず
はっと息を呑む声が聞こえた。
心臓のバクバクが止まらず水葉の表情を見る勇気もないため頭を下げたままあげられない。
どうしよう。引かれてるだろうか。
背中に冷や汗が出てきたのを感じた時。
「私も竹中陽さんを初めて見た時から好きでした!私でよければ喜んで!」
頭を下げた僕の頭上からそう聞こえた。
幻聴でないかを確かめるかのように頭を上げて水葉をみる。
「いいんですか!?」
「えっ、うん!いいよ!私がそうしたい!てかなんで敬語なの〜?」
ケラケラ笑いながら嬉しそうに微笑む。
「よろしくお願いします」
そう言ってまた水葉は微笑んだ。
可愛すぎる。
水葉が僕のものになったという喜びで舞い上がりそうなのを押さえて僕もよろしくお願いします!と言う。
だけどついに嬉しさのあまり水葉に抱きついてしまう。
「っちょ、陽!ここ学校前!みんな見てる!」
そういいながらも水葉も僕の背中に手を回して強く抱き締めた。
周りでざわざわと声が聞こえる。視線も感じる。
しかしそんなことは気にせず水葉の温かさを感じ幸せを噛み締める。
僕の腕の中にすっぽりと収まってしまうこの小さい水葉をずっと大切にしよう、そう決意した瞬間でもあった。
心臓のバクバクが止まらず水葉の表情を見る勇気もないため頭を下げたままあげられない。
どうしよう。引かれてるだろうか。
背中に冷や汗が出てきたのを感じた時。
「私も竹中陽さんを初めて見た時から好きでした!私でよければ喜んで!」
頭を下げた僕の頭上からそう聞こえた。
幻聴でないかを確かめるかのように頭を上げて水葉をみる。
「いいんですか!?」
「えっ、うん!いいよ!私がそうしたい!てかなんで敬語なの〜?」
ケラケラ笑いながら嬉しそうに微笑む。
「よろしくお願いします」
そう言ってまた水葉は微笑んだ。
可愛すぎる。
水葉が僕のものになったという喜びで舞い上がりそうなのを押さえて僕もよろしくお願いします!と言う。
だけどついに嬉しさのあまり水葉に抱きついてしまう。
「っちょ、陽!ここ学校前!みんな見てる!」
そういいながらも水葉も僕の背中に手を回して強く抱き締めた。
周りでざわざわと声が聞こえる。視線も感じる。
しかしそんなことは気にせず水葉の温かさを感じ幸せを噛み締める。
僕の腕の中にすっぽりと収まってしまうこの小さい水葉をずっと大切にしよう、そう決意した瞬間でもあった。