雨色のてるてるぼーず

放課後、近くのファミレスでももから質問攻めを受けていた。






「水葉達出会ってから付き合うまで早かったね






そしてさりげなく桃が言ったこの一言が胸に刺さる






出会ってからの期間が1ヶ月たっていないのにいいのかという思いが私の中にはまだあった。






1ヶ月が長いのか短いのか、周りはどうなのだろう？






恋愛経験のない私にとってちゃんとしたお付き合いというものがどのようなものか分からないのだ。






「でもさ、水葉も幸せそうだし期間なんて関係ないのかもね」






「でもさーやっぱり少し不安なんだよね。まだ陽のことたくさん知ってるってわけじゃないし…」






「あんたねー！贅沢言ってたらバチあたるよ！あんなイケメンが彼氏で嬉しくないの！？もっと喜びなさいよ〜！私だって彼氏欲しいんだしー」






そう言ってはぁと大袈裟にため息をつく桃が面白くて吹き出してしまう。






その時携帯が鳴った。