雨色のてるてるぼーず
そんなことを考えているといつの間にか志望校の話から好きな芸能人の話になり最近話題のイケメン俳優のことで盛り上がった。






電車に乗ってもその話さみゆが降りるまで続いた。






友達と話している時は勉強のこととか親のこととか忘れられるのにな…






しかしすぐ現実に引き戻される。






「んじゃ水葉塾頑張ってね〜!」






そう言って美結は電車を降りていった。







「はぁ…」






美結が降りていってから1人になると嫌なことが頭の中から離れず思わずため息をつく。






こんな時に陽がいればな…







陽のことを考えると思わず笑顔になる。






好きだなぁ〜






やっぱり同じ学校じゃないと全然会えない。






寂しいな…






陽のことを色々考えているとどこかから視線を感じた。
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