姫と冷酷王子

「ねえ!」
肩をポンっと叩かれる。見上げるととても綺麗な瞳を持ったかっこいい男の子が!

「は、はい」
「これ…」

彼が持っていたのは私のストラップだった。少し顔が怖いけど…拾ってくれたみたい。

「ありがとうございます」
「よかったな、あって」

(笑顔可愛いな。この子全然怖がんないじゃん、そんな子いるんだ、それとも今は気づいてないだけ?)
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