『30歳…。』
数人いた。話を聞くと中学から私を私立に行かせた方がいい!との内容だった。そう。私は学年では目立つ生意気な子。一つ上の学年にはすでに目をつけられていた為、先生達もこのまま地元の中学に進級するときっとこの子は間違いなく悪い道に進むでしょう!との判断だった。先生に聞く前に既に私が目を付けられていた事ぐらいはみんな知っていた。学校帰りに一つ上の中学生にはよく囲まれたりしていたからだ。
そのうち既に中学に通っていた姉の耳にも『来年生意気な女が入る!!』という情報が回ってきて姉の友人、その当時学校を仕切っていたいわゆる不良の子がそれは私だ!!って事にきずき姉と二人で私を狙っていた一つ上の人達に『何か文句があるなら必ず私達を通せ!』と言ってくれたそうだ。そのお陰もありそれ以来一つ上の学年の人達は私を見つけるなり走りよってきて『これからは仲良くしよ!お姉ちゃんカワイイね』などと私にゴマすりするようになった。でも親はやはり先生にも言われてしまった為不安。。沢山の受験の本があっという間にやまずみになっていた。私は言う間でもなく頭は悪い。勉強大嫌い!遊ぶの大好き!の子だったから受験して受かる訳ない!!そんな風に簡単に考えていた。2月に
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