愛は貫くためにある
「麗蘭、あのな」
拓真は麗蘭に覆いかぶさりながら、目を細めて言った。
「僕は、麗蘭が大好きだよ」
拓真は麗蘭の頬を撫でた。
「麗蘭が、大好き」
拓真は何度も大好きだと、麗蘭に告げた。
「だから、僕は大好きな麗蘭に触れたい。触れないで、なんて言わないでくれよ」
麗蘭は拓真から目を逸らした。
「麗蘭…目を逸らすな」
拓真は麗蘭の顎をくいと片手で持ち上げた。
「麗蘭のことが大好きだ。麗蘭に触れないと、毎日僕は頑張れない」
麗蘭は驚いて拓真を見た。
「触れないで欲しいだなんて、もう言うなよ?すごくショックだったんだからな」
拓真は麗蘭を切ない目で見て言った。
『しょ、っく…?』
麗蘭が口をぱくぱく動かした。
「ああ、そうだ。ショックだった。麗蘭に触れないで欲しいって言われた時…すごくショックで、なかなか眠れなかった。麗蘭のことを考えて大知の部屋で寝てたけど、本当は麗蘭と寝たかった。麗蘭を抱きしめたかった」
『拓真さん…』
麗蘭は拓真の目をじっと見つめた。
「麗蘭に嫌われちゃったかなって、すごく傷ついたけど自業自得だなって。麗蘭を傷つけるようなことばかり言って、本当にごめん」
『いいんです。わたしが、悪いから…』
「いや、麗蘭は悪くない。僕が悪い」
『いいえ、わたしが…!』
そう言って、麗蘭は知らず知らずのうちに、微かに動く右手を拓真に伸ばしそうとした。
拓真は覆いかぶさったまま、にやりと笑った。麗蘭が目を丸くするのと同時に、麗蘭の唇は拓真の唇で塞がれていた。
『…!』
優しく触れるだけのキスだったが、拓真のキスはだんだんと深くなっていった。
拓真の熱い唇が、麗蘭の赤く熟れた唇を味わうように貪る。
麗蘭は耐えきれずに、拓真の背中に右手を伸ばし、ぎゅっと掴んだ。
(いや…拓真さん、そんなにわたしの唇を……吸わないで……もう、だめ…)
拓真の背中に伸ばし、ぎゅっと握った麗蘭の右手には力が篭もり、拓真の背中を引っ掻いてしまった。
「……っ、」
拓真は、眉間に皺を寄せた。
『あっ……ごめんなさい、拓真さんっ!』
麗蘭は申し訳なさそうに目を逸らした。
拓真はため息をついた。
(どうしよう、拓真さんに嫌われちゃったかな…。わたし、拓真さんに嫌われたくない……)
麗蘭が頭の中でいろいろと考えを巡らせていると、ふっ、と拓真が口角を上げた。
(拓真、さん…?笑ってる?)
「ったく…いてえな……」
そう言って、拓真は麗蘭の唇を強く吸った。
麗蘭は驚いてびくんと体を揺らすも、拓真は満足げに笑った。
「敏感。…まあ、そういうところがいいんだけどな?」
麗蘭は恥ずかしくて目を閉じた。
「麗蘭、もういいよな?」
拓真の言葉に麗蘭は、何がですか?と聞き返した。
「いや、だからさ、もう触れていいだろ?」
麗蘭はこくりと頷いた。
「ん。……今まで僕を我慢させた分、責任取れよ」
『えっ?責任って……』
麗蘭は困惑した。
「僕を拒否していた分、責任は取ってもらう」
拓真は、麗蘭の唇を再び塞いだ。
「仲直りな?」
麗蘭は頷きながら微笑んだ。
「好きだ。大好きだ。麗蘭……もっとその笑顔、見せてよ」
麗蘭は照れながらも、拓真を見て笑顔になった。
(やっぱりわたし、拓真さんが大好き。
拓真さんを好きになって、よかった)
麗蘭はそう思いながら、近づいてくる拓真の顔を見つめた。
拓真は麗蘭に覆いかぶさりながら、目を細めて言った。
「僕は、麗蘭が大好きだよ」
拓真は麗蘭の頬を撫でた。
「麗蘭が、大好き」
拓真は何度も大好きだと、麗蘭に告げた。
「だから、僕は大好きな麗蘭に触れたい。触れないで、なんて言わないでくれよ」
麗蘭は拓真から目を逸らした。
「麗蘭…目を逸らすな」
拓真は麗蘭の顎をくいと片手で持ち上げた。
「麗蘭のことが大好きだ。麗蘭に触れないと、毎日僕は頑張れない」
麗蘭は驚いて拓真を見た。
「触れないで欲しいだなんて、もう言うなよ?すごくショックだったんだからな」
拓真は麗蘭を切ない目で見て言った。
『しょ、っく…?』
麗蘭が口をぱくぱく動かした。
「ああ、そうだ。ショックだった。麗蘭に触れないで欲しいって言われた時…すごくショックで、なかなか眠れなかった。麗蘭のことを考えて大知の部屋で寝てたけど、本当は麗蘭と寝たかった。麗蘭を抱きしめたかった」
『拓真さん…』
麗蘭は拓真の目をじっと見つめた。
「麗蘭に嫌われちゃったかなって、すごく傷ついたけど自業自得だなって。麗蘭を傷つけるようなことばかり言って、本当にごめん」
『いいんです。わたしが、悪いから…』
「いや、麗蘭は悪くない。僕が悪い」
『いいえ、わたしが…!』
そう言って、麗蘭は知らず知らずのうちに、微かに動く右手を拓真に伸ばしそうとした。
拓真は覆いかぶさったまま、にやりと笑った。麗蘭が目を丸くするのと同時に、麗蘭の唇は拓真の唇で塞がれていた。
『…!』
優しく触れるだけのキスだったが、拓真のキスはだんだんと深くなっていった。
拓真の熱い唇が、麗蘭の赤く熟れた唇を味わうように貪る。
麗蘭は耐えきれずに、拓真の背中に右手を伸ばし、ぎゅっと掴んだ。
(いや…拓真さん、そんなにわたしの唇を……吸わないで……もう、だめ…)
拓真の背中に伸ばし、ぎゅっと握った麗蘭の右手には力が篭もり、拓真の背中を引っ掻いてしまった。
「……っ、」
拓真は、眉間に皺を寄せた。
『あっ……ごめんなさい、拓真さんっ!』
麗蘭は申し訳なさそうに目を逸らした。
拓真はため息をついた。
(どうしよう、拓真さんに嫌われちゃったかな…。わたし、拓真さんに嫌われたくない……)
麗蘭が頭の中でいろいろと考えを巡らせていると、ふっ、と拓真が口角を上げた。
(拓真、さん…?笑ってる?)
「ったく…いてえな……」
そう言って、拓真は麗蘭の唇を強く吸った。
麗蘭は驚いてびくんと体を揺らすも、拓真は満足げに笑った。
「敏感。…まあ、そういうところがいいんだけどな?」
麗蘭は恥ずかしくて目を閉じた。
「麗蘭、もういいよな?」
拓真の言葉に麗蘭は、何がですか?と聞き返した。
「いや、だからさ、もう触れていいだろ?」
麗蘭はこくりと頷いた。
「ん。……今まで僕を我慢させた分、責任取れよ」
『えっ?責任って……』
麗蘭は困惑した。
「僕を拒否していた分、責任は取ってもらう」
拓真は、麗蘭の唇を再び塞いだ。
「仲直りな?」
麗蘭は頷きながら微笑んだ。
「好きだ。大好きだ。麗蘭……もっとその笑顔、見せてよ」
麗蘭は照れながらも、拓真を見て笑顔になった。
(やっぱりわたし、拓真さんが大好き。
拓真さんを好きになって、よかった)
麗蘭はそう思いながら、近づいてくる拓真の顔を見つめた。