Toxic(※閲覧注意)
「っっっ!」

スズッと中を擦れる感触に、息が止まりそうになって、全身の毛穴が開いた気がした。

柴宮は味わうように、ゆっくりと腰を動かす。

彼が最奥に届く度に、痺れるような感覚が走った。

「ま、待ってっ!……私、イッたばっかで、しげきがっ」

そう訴えている途中で、彼はスピードを上げた。

「あああんっ……」

あまりの気持ち良さに、一瞬意識が飛びそうになった。

「……もっと気持ちよくしてあげる」

そう言って、私の唇を塞ぐ。

「…………んんんんんっ!!」

口内をめちゃくちゃに犯されて、またいやらしい蜜が自分の下半身から溢れ出た。

柴宮は少し体勢を変え、私の片足だけ上げて、斜めに突き上げる。

「あっ、あっ、あっ、それ、すごっ……やっ……」

はしたない嬌声が止まらない。

彼は突きながら、私の小さな突起を親指で擦る。

気持ちいい、気持ちいい、気持ちいい……

頭の中に、その単語しか浮かばない。

「あ、あ、あああっ」

おかしくなりそうな快楽が押し寄せて、私はついに軽く果てる。

彼は、びくんと痙攣する私の腰を持ち上げて、また何度も激しく打ち付けた。

「いやあっ…………」

「いやなの?ならやめる?」

腰の動きをぴたりと止めて、柴宮大和は意地悪な顔で微笑んだ。

私は必死で首を横に振る。

「なに?どうして欲しいの?」

「…………もっと、して?」

私が答えれば、彼の瞳がギラッと野性的な熱をはらんだ気がした。
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