Toxic(※閲覧注意)
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「うわぁ!ちょー可愛いっ!!」
ベッドの上で、柴宮大和がくれた『ご褒美』を開けた私は、年甲斐もない、まるで20代の女の子みたいな歓声を上げた。
「おいで、付けてあげる」
ソファーに座って一服していた彼は、タバコを灰皿に押し付けて消すと、私を手招きした。
「背中向けて座って、そうそう」
私の手から『ご褒美』を受け取ると、それを私の首回りにくるりと通して後ろで止めた。
「こっち向いて………うん、やっぱ似合うね」
柴宮がくれたのは、小さな青い宝石をあしらったネックレスだった。
「これ、もしかしてタンザナイト?」
「 あ、知ってたんだ?」
「うん、だって誕生石だもん」
タンザナイトは、私が生まれた12月の誕生石の1つなのだ。
「トルコ石の明るいエメラルド色より、こっちの方が似合うと思ったんだよね」
トルコ石も12月の誕生石、ということは、誕生石とわかった上で選んでくれたのか。
射手座だから、3分の2の確率で12月生まれ。
もし仮に11月生まれだとしても、タンザナイトを付けてはいけないなんて決まりはない。
そんな決まりがあったら、世の中の大半の人はダイアモンドを身に付けられない。
「すごい嬉しい!ありがとう、柴宮くん」
体の関係も持ったのに、いつまでも柴宮さんと呼ぶのも何かおかしい気がして、くん付けで呼んでみると、
「大和でいいよ、さっきは呼んでくれたじゃん?」
いやらしい顔で、笑って言った。
「うわぁ!ちょー可愛いっ!!」
ベッドの上で、柴宮大和がくれた『ご褒美』を開けた私は、年甲斐もない、まるで20代の女の子みたいな歓声を上げた。
「おいで、付けてあげる」
ソファーに座って一服していた彼は、タバコを灰皿に押し付けて消すと、私を手招きした。
「背中向けて座って、そうそう」
私の手から『ご褒美』を受け取ると、それを私の首回りにくるりと通して後ろで止めた。
「こっち向いて………うん、やっぱ似合うね」
柴宮がくれたのは、小さな青い宝石をあしらったネックレスだった。
「これ、もしかしてタンザナイト?」
「 あ、知ってたんだ?」
「うん、だって誕生石だもん」
タンザナイトは、私が生まれた12月の誕生石の1つなのだ。
「トルコ石の明るいエメラルド色より、こっちの方が似合うと思ったんだよね」
トルコ石も12月の誕生石、ということは、誕生石とわかった上で選んでくれたのか。
射手座だから、3分の2の確率で12月生まれ。
もし仮に11月生まれだとしても、タンザナイトを付けてはいけないなんて決まりはない。
そんな決まりがあったら、世の中の大半の人はダイアモンドを身に付けられない。
「すごい嬉しい!ありがとう、柴宮くん」
体の関係も持ったのに、いつまでも柴宮さんと呼ぶのも何かおかしい気がして、くん付けで呼んでみると、
「大和でいいよ、さっきは呼んでくれたじゃん?」
いやらしい顔で、笑って言った。