砂時計が止まる日


私は部活動に所属している訳でもなく、今日は生徒会の仕事もない。

なのですぐに学校を出てバイト先のカフェへ向かう。



学校のある駅から家の最寄り駅の途中の駅から徒歩5分。
海浜公園にあるカフェで私は働いている。

類の野球クラブのコーチのお兄さん夫婦が経営するカフェで制服も可愛くて人気のカフェ。



私の家のことも理解してくれて高校生の私をバイトという形ではあるけれど他の店員さんとさほど変わらない待遇をしてくてくれている。

4時半からのシフトに出る。
潮の香りのするこのカフェには平日でも色んな人が訪れる。近くに勤めているであろうサラリーマンや、散歩の途中に訪れる高齢者、デートの休憩場所として使うカップル。

様々な人が訪れ、誰も客席にいないことがない人気店。

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