砂時計が止まる日
レジで会計をすませるとすぐに封を切って雑誌を開いた。
周りに気を付けながら雑誌のページを捲っていく。
私は生徒会長として生徒の憧れの存在でいるためにこの雑誌で日々流行を学んでいる。
「あっ」
私はある1人のモデルの姿を見つけて思わず声を上げる。
『Make You』レギュラーモデル、小町。
彼女は私と同い年の新人モデル。
流星の如く現れ、今では自らの姉の紫とも並ぶ一流の人気モデル。
私は彼女の姿一目見たときからファンでそれからずっと彼女に触発されている。
彼女の存在とあの砂時計だけが私の心の支えなんだ。