砂時計が止まる日


僕と出会ってくれてありがとう。

僕は君と出会えて人生が変わったんだ。



まだ小さい頃の僕に君は大切なものを教えてくれた。



会えなくなって10年以上...高校でまた君に会えてよかった。



君が見せてくれるたくさんの表情に僕は何度も救われた。



あの時、君が僕に聞いた質問。

“私がいなくなったら世界はどうなると思う?”



多くの人が君を思って涙を流している。



僕らのようにまだ前を向けない人もいる。



これが、君が望んだ答えはかわからない。



でも僕らは君のいない世界はこんなものにしかできいない。



君がいないこの世界で僕は何を思って生きればいいんだろう。

本音を言えば今すぐにでも君を追ってそっちに行きたい。



だけれど、きっと君はそれをとめるんだろうな。



それに君は“そばにいるから”って言った。

僕はその言葉を信じているから。



きっと君は空から僕らを助けてくれる。



僕は君の居場所で君は僕の居場所。



それが君との最後の約束。



君は僕との最初の約束を守ってくれた。

だから今度は僕が君との約束を守る。



君は今までもこれからも僕にとって1番大切な人だよ。



君と出会えたことが僕の人生で1番の幸せなんだと思う。

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