砂時計が止まる日
Chapter 1
Where will my story head?
コツンっ
6時ぴったり。
私が砂時計を反転させると軽やかな音がした。
今日という1日をスタートさせる。
顔を洗って髪を解かし、バレッタで適当に髪をアップにする。
キッチンに立って自分と弟の分の弁当箱を取り出した。
軽く水洗いしてフライパンを火にかける。
サラダ油を入れて野菜炒めを作る。
作り置きの唐揚げも弁当箱に詰めて卵焼きを焼いた。
二人分の弁当を作り終えると私は2階に上がる。
階段を上がってすぐの2部屋にいる人を叩き起す。
二人がうっすらと目を開けたのを確認して私は自分の部屋から制服を持って降りた。
手早く朝ごはんを作り制服に着替えた。