砂時計が止まる日


浅田が見せてきたのは一昨日の僕と新垣の姿だった。



「確かにそうだけど、どうしてこの画像?」



そう、その画像はパーティーで僕が階段を降りようとするドレス姿の新垣をエスコートしている姿。



「偶然年の離れたダチがカメラマンでパーティーでの写真を撮ってたんだよ。



それで明らかに高校生の2人がいたから撮ったんだと。

それでここに通ってる俺に画像が回ってきたって訳。」



僕はその画像をしげしげと見た。



「前から思ってたけどやっぱり会長のビジュ高いよな。

普段長袖ばっかり来てるからそこまで気にならないけどやっぱ細いし白いな。」



そう言われると気に入らない点がある。



「それ、僕のアドレスに送っといてね。」



僕はそう言ってさっさと校舎へと向かった。



「え、白川!俺なんか怒られることした!?」



あの時の新垣は凄く綺麗だった。



だけど、だから。

他には見られたくはなかった。

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