君のところまで走ってみせる
「…ぶはっ!!あははっ。
美月ちゃん最高!!あはは!!」

「えっ!?」

「ごめん!助けてくれてありがと。
あの3人にあんなこと言えるの美月ちゃんくらいだよすっごくかっこいい!」

「そう?えへへっ先生に言うって言ったらビビったのかな。チョロいぜ!!」

「美月ちゃん強いね。誰が相手でも勝てるよ!」


かなめちゃんと、私の体のことも、幼なじみの柚希のことも、趣味も、中学の時の話も、全部しゃべった。

「あー。楽しいー!こんなしゃべったの久しぶりだよ。」

「私も。いつも1人だったから。美月ちゃんが来てくれてほんとに良かった。」

「おーい、美月ー」

「あ、柚希!ごめん、また明日ね。」

「うん!いいなぁ。王子様のお迎えか。」

「王子様って…」

「すげーじゃん。めっちゃ仲良くなってる」

「そうだよ!かなめちゃん、しゃべりやすくてね!あ、柚希は誰と一緒にいるの?」

「見てなさすぎだろ。まーいいけど。
高木はるや。中学から同じのアイツだよ」

「え、高木くんここだったの!?」

「そう。同じクラスだし。
受験めっちゃ頑張ってた。なんか俺と同じ高校行くって毎日俺ん家来て勉強してたからな。」

「高木くん柚希大好きじゃん!!」

「てかさ、委員会とか決めた?部活も」

「あー、部活は帰宅部。帰るの遅かったらお母さん心配するから。」

「そか。委員会、松木美化委員だよ。」

「そうなんだ!!私も美化委員やりたいな!」

「美化なら入れるんじゃね?」

「明日先生に聞いてみないと」

「じゃ、また明日」

「うん。」
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