君のところまで走ってみせる
ガラッ

「あっ、美月ちゃん!おはよう」

「お、おはよう!」

「ねぇ、顔…赤いけど大丈夫??」

「う、うん!なにもないよ!」

やっぱり顔赤いー!?

「ほぉー。なるほど。」

なぜか、かなめちゃんはニヤニヤしていた。

「?」

「うっ…」

急に、吐き気がした。これも、私の体の弱さなんだろうか。

「美月!大丈夫か?人のいないとこ行こう」

「う、うん…」

昔から体が弱いことを知ってる柚希は、いつも声をかけてくれたり、気にしてくれている。

「ごめん。ありがとう…保健室で休んでおくから」

「うん。先生に伝えとく。」

あれ…柚希が保健室から出ていったとき…
急にさびしくなった。
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