最初で最後の恋


明日の朝は、7時に置き、

軽くメイクをして、8時に家を出る。


と言う予定だったのに・・・。


『ん・・・』

パチと目が覚めると、ベットの下。

『いてて・・・。
今何時・・・?』

眠い目をこすって、起き上がる。
目覚まし時計に目を向けると・・・。

7時45分。

『大変っ。寝坊だ!!
間に合わない』

全力で階段を降りる。
リビングのドアを開けると
お母さんの姿。

『え・・。ちょっとお母さん、
どうして起こしてくれなかったのよ』

ちょとんとしているお母さんに問いかけた。

「え?なっちゃん、春休みでしょ?」

首を傾げながらノンキに言うお母さん。

「あっ。」

『・・・。とにかく、パン焼いて』

そう言い残すと洗面所へと駆け込んだ。

顔を洗い、歯を磨く。
遅れていても、メイクはきちんとした。

『よっし。次、ご飯っ』

これまた全力でリビングへと急いだ。


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