SUPER MAN!





「健斗~」



健斗は砂浜にシートを敷いて座っていた



『おおーどうだった?話できたか?』



コイツ・・・見てやがったな




「それがさ、何か怒らせちゃったみたいで・・・オレもよくわかんねえんだよ」


『それで、逃げてきたと・・・』



うっ!

イタイところを・・・



「だってさ、普通に浮き輪膨らませただけなのに・・・」



『あれ浮き輪膨らましてたのか?』

健斗は驚いたように言った



「アイツが膨らましてたんだけど膨らんでなかったから」

『亜理沙ちゃんが膨らましてた浮き輪だぞ』

オマエすげえと健斗が続けた



『だから・・・?』

何が言いたいのかさっぱり分かんねえ




『まだ分かんねえのか?間接キスじゃねえか間接キス!』


そんな丁寧に二回言わなくても・・・

って


「マジ?・・・」


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