SUPER MAN!




・・・・・・




『健斗!今度は2人だけで遊ぼうね!』


あの後
一言も喋らないでバスに乗って帰った


ずーっと喋らなかったから
健斗も何か悪い事があったのかと思い
何も触れてこなかった



いや
その逆なんだけどな・・・



キャピキャピ言いながらはしゃいでいる二人をボーっと見ているアイツを見て

「亜理沙!」

オレは思わず名前を呼んでいた

何かさ
彼女を名前で呼ぶのって特別って感じがしない?





『え・・・聖君』



「・・・~」

亜理沙はオレの言った言葉に
顔を真っ赤にさせていた



「じゃあな」



オレはそれだけ言うと健斗と一緒に歩いて帰りだした



『・・・やっぱりな』


「何が?」


何の事だか良く分からないんだけど・・・



『やっぱり上手くいってたんじゃん!亜理沙チャンと』


やっぱりって

「オレ・・・そんなに分かりやすいのか?」


『う~ん結構!いいことがあった日とかは見た感じニコニコしてるんだよね』



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