死の惑星
「ほんとだ!ステキですね〜」

「……かわいい……」

セドリックとビアンカも写真を見て、目を輝かせる。

いつものように楽しい時間を過ごしていたエリオットたちだが、全員は一気に地獄に突き落とされることになる。

ドンドンドン!!

フランクリンの家の扉が激しく叩かれる。誰か来たようだ。

「は〜い!」

なぜか家主のフランクリンではなく、レイチェルが扉へと向かう。何事かとエリオットたちも扉の方に目を向けた。

「きゃっ!!何するんですか!!」

レイチェルは扉を開けた瞬間に、扉の前にいた武装した黒ずくめの人物に拘束される。

「レイチェル!お前ら、一体何者だ!!」

声を荒げて立ち上がったフランクリンも、素早く黒ずくめが拘束した。

セドリックはビアンカを抱きしめ、エリオットは二人の前に立つ。長いようで短い沈黙が続いた。

「アデルバードの政府の命令で、フランクリン・クラークとレイチェル・ヒストリアを拘束する!……子供たちに自然を教えた罪だ!!」
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