死の惑星
リーダーであろう男が言い、拘束した二人を連れて行く。

「フランクリンさん!レイチェルさん!」

エリオットが慌てて外に飛び出す。しかし、二人は車に乗せられどこかへ連れていかれてしまった。

「……一体どうすれば……」

エリオットの後ろにだったセドリックが呟く。ビアンカは無表情のまま、車を見つめた。



次の日の新聞で、エリオットたちは衝撃の真実を知った。

惑星調査員は、他の惑星のことをアデルバードの人に話してはならない。アデルバードよりもよい惑星を教えてはならないという法律が存在するのだと新聞には書かれていた。

「……何なんだよ、これ!」

セドリックの家でその記事を見たエリオットは、怒りでどうにかなってしまいそうだった。

フランクリンの家も、レイチェルの家も、政府の監視下に置かれてしまいエリオットたちは遊びに行けなくなってしまった。フランクリンとレイチェルが見せてくれたアルバムも、政府に取り上げられている。
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