OLが暴走族に絡まれた
「なんでお前の部屋に入れた?」
情報管理用のタブレットPCを操作しながら輝月が聞いてくる。
「それな。俺達どころか、輝月さえ入れたことないんだろ?なんで急に女なんか…」
ごもっともな質問なのに、歩希が言うとふざけてるようにしか聞こえない。
「とりあえずお前は唯望に近づくなよ。」
「なんでだよー、俺だって美人と遊びたい!」
「別に遊んでねーから」
「はー、今から遊ぶくせに?俺も混ぜろ〜!」
「だからやんねぇって言ってんだろ」
「ウソだ!優真が女を前にして…」
「もうお前黙れ」
輝月はそう言って歩希をにらむと、俺にタブレットPCの画面を向けた。