OLが暴走族に絡まれた


「なんでお前の部屋に入れた?」


情報管理用のタブレットPCを操作しながら輝月が聞いてくる。


「それな。俺達どころか、輝月さえ入れたことないんだろ?なんで急に女なんか…」


ごもっともな質問なのに、歩希が言うとふざけてるようにしか聞こえない。


「とりあえずお前は唯望に近づくなよ。」

「なんでだよー、俺だって美人と遊びたい!」

「別に遊んでねーから」

「はー、今から遊ぶくせに?俺も混ぜろ〜!」

「だからやんねぇって言ってんだろ」

「ウソだ!優真が女を前にして…」


「もうお前黙れ」


輝月はそう言って歩希をにらむと、俺にタブレットPCの画面を向けた。




< 25 / 68 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop