OLが暴走族に絡まれた
私が住むアパートに着くと大家さんが駆け寄ってきた。
「唯望ちゃん!悪いけど業者入ってもらうから、早く荷物まとめて他に移ってもらえる?どれくらいかかるかわからないんだけど…」
すごい勢いでしゃべる大家さんに適当に相づちをうって、部屋に向かう。
「あ、ここまででいいよ。ありがとう」
部屋の前で、ミオくんと別れる。
確かに、この部屋にはしばらく住めなさそうだ。
状態を確認して、ササッと荷物をまとめた。
大家さんはせっかちだし、早く出てって欲しいんだろう。
同僚の家にでも泊めてもらおうか。
そんなことを考えながら、荷物を持って部屋を出ると
「ミオくん?」
そこにはミオくんがたっていた。