耽溺愛ークールな准教授に拾われましたー
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「男に“大人扱い”を求めたらどういうことになるのか、君は覚えた方がいい。」
「んんっ!」
美寧の視界が怜の綺麗な顔でいっぱいになった次の瞬間、美寧の唇に温かいものが触れた。
目を大きく見開らくと、怜の伏せた長い睫毛が見える。
唇に感じる温かなものが怜の唇だと理解するまでに、ずいぶんと時間が掛かった。
(き、す………)
その単語が頭を過ぎった瞬間、全身がカーッと燃えるように熱くなった。
ビックリして離れようとするが、怜の右手は頭、左手は腰をしっかりと押さえられていてびくともしない。
初めての行為に、美寧はいったいどうしていいのか分からない。
唇を塞がれているから息苦しくなって、酸素求めて口を開くと、唇の間からぬるりとした何かが口の中に入って来た。
「んぁっ」
くぐもった声が漏れる。それが自分の声だとは思えない。
美寧の咥内に侵入してきた熱いものは、彼女の舌をいともたやすく捕まえ、絡みつくように隅々まで舌を舐められる。
腰から背中にかけてゾクゾクと背中に寒気に似た何かが走った。
逃げ出したいような、追いかけたいような―――こんな感覚を、美寧はこれまで知らなかった。