耽溺愛ークールな准教授に拾われましたー
嬉しいような恥ずかしいような気持ちで「えへへ」と笑うと、怜は真剣な瞳でじっと美寧を見つめ、次の言葉を口にした。
「その代り、ミネも俺だけにしてください。」
「……?」
“何を”か分からなくて小首を傾げると、もう一度美寧の唇に柔らかな感触が押し当てられた。
ちゅっちゅっと数回啄ばむと、すぐに離れていく。
「こうやってキスするのは、俺とだけ。これからずっと。」
色香に溢れた瞳に射抜かれ、美寧はヒュッと息を吸う。
濡れたように光る瞳を細めた怜に、「―――いいね?」と念を押され、美寧は息を止めたままコクコクと何回も頭を縦に振った。
美寧の同意に口元を緩ませた怜は、「約束、ですよ。」と言って、もう一度美寧の唇を奪ったのだった。
【第八話 了】 第九話に続く
「その代り、ミネも俺だけにしてください。」
「……?」
“何を”か分からなくて小首を傾げると、もう一度美寧の唇に柔らかな感触が押し当てられた。
ちゅっちゅっと数回啄ばむと、すぐに離れていく。
「こうやってキスするのは、俺とだけ。これからずっと。」
色香に溢れた瞳に射抜かれ、美寧はヒュッと息を吸う。
濡れたように光る瞳を細めた怜に、「―――いいね?」と念を押され、美寧は息を止めたままコクコクと何回も頭を縦に振った。
美寧の同意に口元を緩ませた怜は、「約束、ですよ。」と言って、もう一度美寧の唇を奪ったのだった。
【第八話 了】 第九話に続く