耽溺愛ークールな准教授に拾われましたー
美寧が風呂から上がると、怜はソファーで本を読んでいるところだった。
彼は美寧の姿を見るとすぐに、読みかけの本を閉じ、掛けていた眼鏡と一緒にローテーブルの上に置いた。
「大丈夫ですか?」
「ん?」
何を心配されているのかピンと来なくて、美寧は小首を傾げる。すると、ソファーから立ち上がった怜がこちらまでやってきた。
「真っ赤になっています。のぼせましたか?」
今度はちゃんと分かって、「ううん」と小さく頭を振る。
「でもちょっと湯船に浸かり過ぎちゃったかも」
体がとても熱くて、のぼせる寸前だった自覚はあった。
「気分は?」
長い指がスゥっと美寧の頬を撫でた。
「大丈夫だよ?ちょっと熱いだけ」
ひんやりとした指先が気持ち良くてうっとりと瞳を細めると、頬を撫でていた手が一瞬ピタリと止まった。
そして「ちょっと待っていてくださいね」と言い残すと、怜はキッチンの方へ行ってしまった。
彼は美寧の姿を見るとすぐに、読みかけの本を閉じ、掛けていた眼鏡と一緒にローテーブルの上に置いた。
「大丈夫ですか?」
「ん?」
何を心配されているのかピンと来なくて、美寧は小首を傾げる。すると、ソファーから立ち上がった怜がこちらまでやってきた。
「真っ赤になっています。のぼせましたか?」
今度はちゃんと分かって、「ううん」と小さく頭を振る。
「でもちょっと湯船に浸かり過ぎちゃったかも」
体がとても熱くて、のぼせる寸前だった自覚はあった。
「気分は?」
長い指がスゥっと美寧の頬を撫でた。
「大丈夫だよ?ちょっと熱いだけ」
ひんやりとした指先が気持ち良くてうっとりと瞳を細めると、頬を撫でていた手が一瞬ピタリと止まった。
そして「ちょっと待っていてくださいね」と言い残すと、怜はキッチンの方へ行ってしまった。