耽溺愛ークールな准教授に拾われましたー
「ん?あれ?言わなかったかしら?久住健。私の可愛い一人息子よ」
「そうだったんですか!?え、でも名字…久住って……」
「やだ、それも言ってなかったの!?柚木は旧姓で、今は久住。久住涼香よ?フジ君に聞かなかった?」
美寧はしばし絶句した後、大きく頭を縦に振った。
「そっかぁ~。フジ君は旧姓のまま呼ぶものね。うちでは大抵涼香先生って呼ばれてるけど、大学病院の方だと柚木先生って言われるから全然気付かなかったわ」
「うち?大学病院?」
「そう。うちは【ゆずきこどもクリニック】っていう小児科で、私は父の跡を継いだの。で、時々元居た大学病院の方にも顔を出すのよ」
「そうだったんですか」
「ええ」
「私、ユズキ先生って、てっきり下の名前だと思ってました……」
「ああ、それよく言われるわね」
「私も涼香先生って呼んでもいいですか?」
「もちろんよ。その方が嬉しいわ。これからもよろしくね、美寧ちゃん」
「はい!涼香先生」
「そうだったんですか!?え、でも名字…久住って……」
「やだ、それも言ってなかったの!?柚木は旧姓で、今は久住。久住涼香よ?フジ君に聞かなかった?」
美寧はしばし絶句した後、大きく頭を縦に振った。
「そっかぁ~。フジ君は旧姓のまま呼ぶものね。うちでは大抵涼香先生って呼ばれてるけど、大学病院の方だと柚木先生って言われるから全然気付かなかったわ」
「うち?大学病院?」
「そう。うちは【ゆずきこどもクリニック】っていう小児科で、私は父の跡を継いだの。で、時々元居た大学病院の方にも顔を出すのよ」
「そうだったんですか」
「ええ」
「私、ユズキ先生って、てっきり下の名前だと思ってました……」
「ああ、それよく言われるわね」
「私も涼香先生って呼んでもいいですか?」
「もちろんよ。その方が嬉しいわ。これからもよろしくね、美寧ちゃん」
「はい!涼香先生」