旦那様の独占欲に火をつけてしまいました~私、契約妻だったはずですが!~
すごいな、さすが門脇部長が住むマンションだ。
説明されても、スケールの大きさに戸惑う。
車を駐車させると、先に降りた彼に続いて私も車から降りた。
通路を抜けてエレベーターに乗り込み、降り立ったのは最上階の三十五階。
カードキーで鍵を開けると、門脇部長は玄関のドアを開けて私を招き入れた。
「どうぞ、芽衣ちゃん。今日からここがキミの家だ」
「……お邪魔します」
なんて言ったらいいのかわからず言った言葉に、彼はクスリと笑った。
「案内するよ」
玄関を入ってすぐ右にトイレがあり、隣には浴室があった。左側にはドアが三つある。
ひとつは門脇部長の書斎。そして私の荷物が詰まったダンボールが置かれている、私の部屋。
「芽衣ちゃんの部屋の隣が俺たちの寝室だから」
「えっ?」
彼がドアを開けた先に広がっていたのは、大きなキングサイズのベッドが置かれた十二畳の部屋。
「芽衣ちゃんとの結婚を機に、ベッドを買い替えたんだ」
「そ、そうなんですね……」
そうだよね、夫婦だもの。寝室は同じだよね。
私はちょっと……いや、かなり心構えがなにもできていない。
説明されても、スケールの大きさに戸惑う。
車を駐車させると、先に降りた彼に続いて私も車から降りた。
通路を抜けてエレベーターに乗り込み、降り立ったのは最上階の三十五階。
カードキーで鍵を開けると、門脇部長は玄関のドアを開けて私を招き入れた。
「どうぞ、芽衣ちゃん。今日からここがキミの家だ」
「……お邪魔します」
なんて言ったらいいのかわからず言った言葉に、彼はクスリと笑った。
「案内するよ」
玄関を入ってすぐ右にトイレがあり、隣には浴室があった。左側にはドアが三つある。
ひとつは門脇部長の書斎。そして私の荷物が詰まったダンボールが置かれている、私の部屋。
「芽衣ちゃんの部屋の隣が俺たちの寝室だから」
「えっ?」
彼がドアを開けた先に広がっていたのは、大きなキングサイズのベッドが置かれた十二畳の部屋。
「芽衣ちゃんとの結婚を機に、ベッドを買い替えたんだ」
「そ、そうなんですね……」
そうだよね、夫婦だもの。寝室は同じだよね。
私はちょっと……いや、かなり心構えがなにもできていない。