旦那様の独占欲に火をつけてしまいました~私、契約妻だったはずですが!~
周囲に人がいないかキョロキョロする私の腰に腕を回し、彼は軽々と抱き上げた。
「キャッ!?」
視界が高くなり咄嗟に彼にしがみつく。
「芽衣、上を見て」
言われるがまま視線を上げると、いつもより空が近い。
「綺麗な空だな」
「……はい」
雲ひとつない澄み切った青空は本当に綺麗。
「こうして何気ない景色に感動したい」
そっと私を降ろし、大きな手が優しく私の手を包み込んだ。
「たくさん笑い合って、時には喧嘩もしたりして。……もしかしたら辛いことがあるかもしれない。でもふたりで乗り越えて、そうやって幸せに芽衣とこれからの未来を生きていきたい」
やだな、そんなことを言われたらまた泣いちゃいそう。
必死に涙をこらえる私に、彼は優しい声色で言った。
「芽衣……俺と出会ってくれてありがとう。こんな俺を好きになってくれてありがとう」
「……俊也さん」
だめだ、涙腺が崩壊する。
「キャッ!?」
視界が高くなり咄嗟に彼にしがみつく。
「芽衣、上を見て」
言われるがまま視線を上げると、いつもより空が近い。
「綺麗な空だな」
「……はい」
雲ひとつない澄み切った青空は本当に綺麗。
「こうして何気ない景色に感動したい」
そっと私を降ろし、大きな手が優しく私の手を包み込んだ。
「たくさん笑い合って、時には喧嘩もしたりして。……もしかしたら辛いことがあるかもしれない。でもふたりで乗り越えて、そうやって幸せに芽衣とこれからの未来を生きていきたい」
やだな、そんなことを言われたらまた泣いちゃいそう。
必死に涙をこらえる私に、彼は優しい声色で言った。
「芽衣……俺と出会ってくれてありがとう。こんな俺を好きになってくれてありがとう」
「……俊也さん」
だめだ、涙腺が崩壊する。