旦那様の独占欲に火をつけてしまいました~私、契約妻だったはずですが!~
「まずは乾杯しようか」
「……はい」
言われるがままグラス同士をぶつけ、恐る恐る一口飲むと、思ったよりも飲みやすく、なにより美味しかった。
「美味しい……」
「それはよかった」
私の反応を見て、彼はホッした様子。
そして門脇部長がカクテルを飲んでいる姿を、つい眺めてしまう。
店内は薄暗くて、お店の中央にあるピアノからジャズが流れてくる心地よい空間。大人が来るようなお店に、緊張していたけれど……。
こういうお店って門脇部長のような大人の男性が似合うよね。カクテルを飲む姿も、悔しいくらいカッコいいもの。
そのまま目の前に広がる夜景に目を向けた。
なんか不思議な感じがある。あの門脇部長と実家に結婚の挨拶に行って、彼が御曹司だと知り、こうしてふたりでバーに来ているなんて……。
怒涛の一日を振り返っていると、門脇部長が口を開いた。
「……はい」
言われるがままグラス同士をぶつけ、恐る恐る一口飲むと、思ったよりも飲みやすく、なにより美味しかった。
「美味しい……」
「それはよかった」
私の反応を見て、彼はホッした様子。
そして門脇部長がカクテルを飲んでいる姿を、つい眺めてしまう。
店内は薄暗くて、お店の中央にあるピアノからジャズが流れてくる心地よい空間。大人が来るようなお店に、緊張していたけれど……。
こういうお店って門脇部長のような大人の男性が似合うよね。カクテルを飲む姿も、悔しいくらいカッコいいもの。
そのまま目の前に広がる夜景に目を向けた。
なんか不思議な感じがある。あの門脇部長と実家に結婚の挨拶に行って、彼が御曹司だと知り、こうしてふたりでバーに来ているなんて……。
怒涛の一日を振り返っていると、門脇部長が口を開いた。