そんな私は…
「・・・」

「今の両親と今まで通り、暮らしたい。…」

「ほ〜…意外…」

「意外?」

「聞いた話では、何年も消息不明の父親を探してたって…?」

「は?」

「ッ!」

「まぁ…良いんだけどね?他所の家庭事情なんて…此方からして無関係だし?」

「「…」」
そう言えば、2人共黙ってしまった。

「似たもん同士…ボソ」

「じゃ、じゃあさ〜1週間猶予与えたらいいんじゃないのか?」

「良いんじゃない?その時は私、居ないから〜」

「何で?」

「何でも。」
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