そんな私は…
「…何を手伝ってくれるのですか?」
クスリと笑い聞いてみた。

「蜂谷くんの父親が何故、殺人を犯したのか…?他にも理由があると貴方の瞳が語ってるの…。どう?」綺麗な笑い方をする彼女に口の端を少し上げて笑って見せた。

今俺と話しているのは、命の恩人である…御坂叶ミサカカナエ…過去の事で女嫌いの俺を救ってくれた、唯一の女。他のクソ女は、俺の顔地位目当ての奴等が多かった。其れに…ハッキングを教えてもらった1人でもある。

其れに花梨は、俺の最も大事な人であり、婚約者。

其れをカナしか、知らない筈…。
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