そんな私は…
「(泣)」

「…レイラには悪いけど、言わないとな。」

「ちょっ!」

「レイラに何かあったらどうすんだよ!大翔!」

「そうだよ!」

「何も出来ないよりマシだ!命狙われても、守れば良いだけだッ」
その一言に誰も発することはなかった。

それから、レイラの事を全て言った。
勿論、紅林と羅夢の事も。

「ーーーーと言う事です。」

「なる程な…」

「呪い…で」

「取り敢えず、直すしかないな。」

ガラガラガラ
「あ、あの…ッ」
そんな声に振り返ると、逃げたと思っていた先生だった。
「一度出て行かれたのに、何故、戻って来られたのですか?」

ジャラ
「ここれ…で良いなら…」

「ッ!助かりますッ!」

「良かったぁ…」

その後、無事にペンダントを鎖に通した。

< 19 / 327 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop