そんな私は…
レイラの思い
【屋敷の前side】

「いつ見ても驚くわ…」

「同感…」

「……」

「凄い…」

ギギギギギギギ
「入らないの?」
放心状態の皆に向かってそう聞く海斗。

「久し振りだなぁ…」
と一人堪能していると。

ガチャリ

「レイちゃ〜ん!!!海くーん!」
と私達を呼ぶ声に驚きつつ、聞き覚えのある声に、
「祐奈ー!!」
と緩む頬。

「はぁ…」
そんな私達に呆れたのかため息をつく海斗。

「レイちゃん!久し振り!」

「フフそうだね?」

「謎…」


「ねぇ…レイちゃん。」
“死神界に行って、どうするの?帰って来ないの?”

「ッな、何で??」

「目がそう語ってるからだよ…もうこの世界には帰って来ないって…。」

「ッ!!…そうだよ?帰って来ない。」

「なんで?!?!」

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