そんな私は…
玄関にはメイドや、執事達がいた。
それぞれ挨拶する皆を他所に、祐奈は1人考えていた。勿論、レイラの事で。
だから、「祐奈…負担掛けてごめんね。」とレイラが呟いた事に気付かなかった。


この時、レイラの言葉を聞いていれば…何かが変わっていたのかな?

「早く、着替えなきゃ!!!」
と屋敷内を駆け回る祐奈と華。

全《あの2人、似た者同士だなぁ…》
と思うのであった。


結局、黒縁メガネとウイッグを借りた華、
「此処に住みたい…」と言い出した。

其れに乗っかる祐奈。
「お部屋、いっぱいあるから良いよ!!」

「でも…ご家族の方が…」
いや…其処は断れよ…(呆)

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