そんな私は…
「フルフル…」
頭を横に一生懸命左右に振る祐奈…
何かに必死に耐えながら、其れを必死に隠そうと自分に言い聞かせながら。

「そうですか。」


「祐奈〜行くぞー!」

「コクリ」

リビングに入る祐奈の背中をただ黙って見る俺達。

「このまま、黙って見過ごすつもり?」
そんな俺達に追い打ち掛けたのは、華だった。

「でも…無関係の俺達が言っても…何の解決にならねぇし。」

「無関係って…!」

「其処まで!」
そんな2人を止めたのが、羅夢だった。

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