そんな私は…
「アンタは紅羽を知ってるのか?!」

『え、えぇ…従姉妹ですので、知らない筈がありません。』

「ッ!!!‼」口を開けて固まるおじさん。
こりゃあ…放心状態だなぁー(棒読み)

『あの…』

「…!…紅羽は、見つかったんだが…」
何時まで隠す気なんだろ…

「父さん!はっきり言ってよ!」

「あ、あぁ…」
と意を決してこう言った。
“刻印の様な絵が腕にある”と…

『は?ッ刻…印?!?』

「それって、1つの花を龍が守る様に囲ってる絵、ですか?」

「いや…そんなもんじゃない。あれは…」

『赤い龍と白い龍が1つの十字架を囲ってる』

「ッ!!何故それを…」

「羅夢…何かご存知なのですか?」

『…』
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