そんな私は…

佐那という人物

真実と違う記憶を上乗せする能力

【花梨・真凛】Side
羅夢さんが言ってた事は本当なのか…

花「どう思いますか？姉上…」
花梨が私の事を“姉上”と呼ぶ時は、2人だけの時‐それから、真剣な話の時。

真「私も分からないわ…なぜその事をいち早く私達に言ったのか…」

«『レイラは…今日この世を去りました。その時なぜかは分からないがあたしの中にいた犬神［ウォル］も消えた…と言うか別の場所にいる今は存在してる…多分それが、紅羽だと思う。お二人にお願いがあります。情報屋の話の前を教えて頂きたいのです。其処にヒントがあると思うんです。』»

花「まさか…ね…、あの話と関係あるのかな？」

真「分からないわ…だけど、あのメイドの事を言えば、何か分かるのかも知れないわね。」