そんな私は…
「Darknessの総長様は佐倉矢宵に脅されてるんだね…如何なさいますか、姉上。」

「この事は一応、紫乃君達に伝えるべきだと思うわ。このメールの内容からして、咲那さんが1番危ない…それにDarknessさんの妹も危険だわ…ッ」

「分かりました。今から伝えに行きます。」
花梨には、重要な情報を彼等に伝えに行って貰い、私はというと…

「咲那さん…そこに居るのは分っていますの。出て来て頂けませんか?」

丁度今いる所から死角になっている壁際から出て来たのは、顔面蒼白の咲那さん。

咲「ッ!今のお話は、本当ですか?!私のせいでその人が巻き込まれて、それに家族を脅されてるって!」
仕事に熱心な方なのに…それさえも今は見当たらない。
「貴女のせいではありません。兎に角、この事を紫乃君達に伝えに行きましょう。」
真凛の一言に落ち着いたのか…素直に着いて行く咲那。その表情は、先程と変わらない蒼白
< 264 / 327 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop