そんな私は…
「やはり気付かれましたか…賢人。」

賢「ははッ!やっぱり…」
と泣きそうになりながらも聞き耳立てる賢人


「皆さんは知らないと思いますが、此処で賢人の家族を暴露させて頂きます。」

賢「お、おい!」

「矢宵には、今日浅葱さんと一緒に来るように伝えました。」

賢「チッ」
諦めたのか舌打ちをしてから静かになった

「浅葱さんは賢人のお姉様です。ただし今の浅葱は生きる希望を失いかけています」

羅『それはどういう意味?失いかけているって』

「賢人のご両親は佐倉組によって殺されています。」

賢「は?じゃあ親父とお袋は、一体誰なんだよ!!」

「浅葱さんの実のご両親です。
貴方のご両親はあなたが小学生の時に佐倉組によって殺されています。」
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