そんな私は…
真「嘘でしょ…ポロリ」
片眼だけ涙を流す真凜。
信じられないって顔をしている

祐「その後、この屋敷に来たって事なの?」

「…恐らく…うっすらとしか覚えていませんが。
それに矢宵がこの事を知ったら、確実に狙われますね。」

賢「ねぇさんは何故教えてくれなかったんだろ…」

「何を?」

賢「俺の両親についてだよッ!」

「先程言いましたよね?今の浅葱さんは、正気を失いかけていると。」

賢「あ、あぁ」

「佐倉蒼真とあの女の計画を知って、自分なりに悩んだと思います。その結果が今の浅葱さんです。まるで生きる希望がない。その意味分かりますよね?だから、矢宵に今日連れて来るように言ったのです」
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