そんな私は…
「「「「!」」」」

「結?!何処!」


「柵ッ!」

もう限界ってのが、手の震えでわかり、
ガシッ
「絶対、離しちゃだめだからね!?」
そう言うと、コクリコクリと涙目で頷く結を見て、皆に指示をした。

その間私は、彼女の両手をしっかり握っていた。

彼女の感情が、手から伝わってきているが、そんなの関係ない!

その後何とか、男子たちのお陰で結は助けられた。

「それにしても不可解だな…?」

「草加…心当たりはないのか?」
結は、首を横に振るだけ。

「呪われてるんじゃ…」
そう一人が言った瞬間、嫌な予感がした。

「そう言えば…柏木が倒れた時だったよな?」
血の気が引いた気がした。

「まさか…!結を突き落としたのは芽衣?!」

「ちがっ」
私は必死で言った、が。
「うわぁ、最低だな…」

「可愛い顔して、エゲツな…」

「引くわ〜」

「芽衣…最低。」
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