そんな私は…
ガラガラガラ

「おはよう!」

「「「おはよう!!」」」

「!」

「久し振り?」

「羅〜夢〜!」

「何で?!」

「今日は付き添いで来たの…」

「ど、どうも…」

「?何方?」

「類川真魚です…」
真魚が緊張の中挨拶をした。
「結の従姉妹…だよ。」
付け足しに、レイがそう言う。

「!」

「今日は結について話があるんだって!」

「え…結に何かあったの?」

「良いから、黙って聞いて?」

「…ッ」

「真魚…落ち着いてゆっくり話して?」
コクリ
「結は、掟に従って…記憶を失いました」

「ッ!」

「感情も…」

「何でッ!」

「結から聞きましたよね?人を助ける為に、式神を使ったって…」

「あぁ…其れが悪かったって?」

「結も忘れてたと思うけど、其れは上にとって、掟に背いたと思われたの。違うって言っても、聞かない人達だから…結局…」

「…」

「ごめんなさい!止められなくてッ」

「…掟に従わないと、貴女も結みたいになってたと思う。だから、私はあなたを責めない。」
真魚は、ずっと頭を下げてる。

「だから…貴女も結の感情を取り戻す様、頑張ろう?」

「ッはい!…其れから皆さんにお願いがあります。」

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