そんな私は…
「そんな物騒なの持ってて、恥ずかしくないの?いい年した大人が。」

「はぁ?じゃあ出せよ!」

「いや、意味がわからない。正体不明の貴方に何故、言わないといけない?」

「クソッ」
ナイフを持ってる右手を振り上げて…

ビュン

ガシッ

「何回したって変わらないから、諦めたらどうですか?」

「チッ」

「キャッ」
あろう事か、なんの関係ない子まで巻き込んだ奴

「「「望愛ミチカ!!」」」

「ッ!!!」

「その汚い手で、その子を触るのやめてもらえませんか?穢れる…」
最初は落ち着いた声だったのに、最後は何かが重くのし掛かるような声の低さに、一瞬息を呑んだ
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