そんな私は…
「憎む、ねぇ?」
未だに気絶してる男を冷たい目で見る結に、恐怖を感じた。

「憎む理由は、何?」
真魚が静かに問い掛ける。

「真魚は、私と初めて会ったのはいつ?」

「え…確か…中学上がって直ぐだったはず。」

「変だと思わない?私達家族のこと。」

「へ?まぁ…顔は似てないなって思ったけど…」

「似てないのは当たり前よ?」

「へ?」

「だって、私の本当の家族…この山西雄志によって目の前で殺されたから…。」

「「「「ッ!!!!!!」」」」

「う…そ…」
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