そんな私は…
ガラッ

「大翔!!」

「何だ?」

「族同士の争いで、出回ってるそうです!」

「て事だから、良いよね?」

「あ、あぁ…」

「コイツ…助かるよなッ!」
今までの人とは思えないくらい、悲しみに満ちてる。

「取り敢えず、人手が欲しい。せめてあと2人。その人達以外全員は、教室の隅に寄って。」

「私が手伝う!」

「私も!」

結の友達だろう…涙目だが、目は強い眼差し。

「貴女は、結の手を握って?反応があれば言って。貴女は、こっちを手伝って…!」


「行くよ…ッ」
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