そんな私は…
「そうね…あながち間違ってないわね?」

「どういう意味だ?」

「その人の容姿は?」

「知らねぇが、女って事は分かってる。」

「ふ〜ん…じゃあ…いい事教えてあげるね?」

「あ?」

「アンタの目の前にその"クレナイ"がいる…と言ったら、どう思う?」

「ッは?んな訳ねぇだろ(笑)」

「果たしてそう言い切れるかしら?」
バサ
上着を脱ぎ
プチプチ
ブラウスのボタンを2つ外し、
グイ
鎖骨の下を見せる。
「な、なにをしてるんだ!」

「この刺青を見ても、そう言える?」
其処には、真っ赤な薔薇があった。
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