そんな私は…
世界が止まった。

“オマエカ…ワタシヲヨンダノハ。
バレナイヨウニシテタノニ…オマエハナニモンダ…”

『私の名は、レイラ・カーソン。お前をこの世界に呼んだのは、私の父なの…』
元々静かな世界にいたのを、呪いのせいで取り憑かれた。

「私の中においで…?其処は窮屈になったでしょ?」

“ソウダナ…タイクツダッタシ…ソロソロスミカヲカエヨウトオモッテタンダヨ~”

その瞬間、私の中に入って来た。

アツイ…こうなるまで、我慢してたの…?

ヒタ
また世界が動き出した。
バタン
耐え切れなかったのか…、いつの間にか地面に這いつくばる様にして、金縛りの様に動かなくなってしまった。

「ったく…何だよ今のは……ッ!!」

「レイラ!」
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