旦那サマとは打算結婚のはずでしたが。
月水金と克っちゃんにリフォームを手伝ってもらい、金曜日にはようやく敷石を全部敷き換え、残りは玉砂利をばら撒くだけになった。
私は新たに出来上がった庭の小道を眺めながら休憩し、ペットボトルを傾けて息を吐き出した。
「ふぅ…」
「あと少しだな」
隣でタバコの煙を燻らす克っちゃんがしみじみ言う。
それに振り返って頷き、お陰で早く済んで助かった、と思った。
「克っちゃんが手伝ってくれたから本当に助かったよ」
重い天然石も彼が運んでくれて良かった。
流石は同業者と思う気持ちでお礼を言うと、タバコを擦り消した彼は真顔でこっちを見て__。
「未彩」
暗い声で名前を呼ぶから、またまた何よ…と身構える。
何かイチャモンでもつけてくる気なの!?と彼を見上げ、ぎゅっとペットボトルを握り直した。
「お前、こんな生活で満足なのか?」
「えっ?」
「こんな一人で庭づくりばかりして、楽しいか?」
まあ今回は俺が手伝ったけどな…と言い足しながら、手伝う人間がいなかったら一人でやる羽目になるんだぞ、と言ってくる。
「そんなのでいいのか?あの税理士に手伝わせなくても」
私は新たに出来上がった庭の小道を眺めながら休憩し、ペットボトルを傾けて息を吐き出した。
「ふぅ…」
「あと少しだな」
隣でタバコの煙を燻らす克っちゃんがしみじみ言う。
それに振り返って頷き、お陰で早く済んで助かった、と思った。
「克っちゃんが手伝ってくれたから本当に助かったよ」
重い天然石も彼が運んでくれて良かった。
流石は同業者と思う気持ちでお礼を言うと、タバコを擦り消した彼は真顔でこっちを見て__。
「未彩」
暗い声で名前を呼ぶから、またまた何よ…と身構える。
何かイチャモンでもつけてくる気なの!?と彼を見上げ、ぎゅっとペットボトルを握り直した。
「お前、こんな生活で満足なのか?」
「えっ?」
「こんな一人で庭づくりばかりして、楽しいか?」
まあ今回は俺が手伝ったけどな…と言い足しながら、手伝う人間がいなかったら一人でやる羽目になるんだぞ、と言ってくる。
「そんなのでいいのか?あの税理士に手伝わせなくても」